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2022/02/04

「旅こそライフスタイル」(2019年12月)

「旅こそライフスタイル」(2019年12月)

なるべくマイナスなことを減らす人生

ストレスになるものを減らし

 

なるべく楽しいことを増やす人生

気の向くまま楽しいと思うことをする

 

私の周りもみんなハッピー

そんな人生をだれもが憧れることでしょう

 

「イタカ」という詩を読みました

 

コンスタンディノス・カヴァフィスの詩です

日本語訳はこうです

 

中井久夫訳

イタカに向けて船に乗るなら
頼め、「旅が長いように」と、
「冒険がうんとあるように」
「身になることもうんとあるように」と。
ライストリゴン人、
片目のキュクロプス、
ポセイドンの怒り、
ああいうものにビクつくな。
士気が高ければ出くわさない、
身も心も喜び勇んでいたら――な。
ライストリゴン人、キュクロプス、怒り狂うポセイドンは出て来ない。
来るとしたらきみの心に棲んでいる奴。きみが自分の行く手に奴らを置くのさ。

祈れ、「旅が長くなりますように」と。
「未知の港に入る楽しい夏の朝が
何度も何度もありますように、
フェニキア人の貿易港に幾度も行けますように」。
美しい商品にいろいろ触れろ。
真珠母、珊瑚、琥珀、黒檀。
最高の趣味の香水。ありとあらゆる種類の、
きみの好みの数を揃えた香水。
エジプトの街をあちこち訪れろ。
賢者から知識を貰って蓄えろ。

イタカを忘れちゃいけない。
終着目標はイタカだ。
しかし、旅はできるだけ急ぐな。
何年も続くのがいい旅だ。
途中で儲けて金持ち、物持ちになって
年取ってからイタカの島に錨を下ろすさ。
イタカで金が儲かると思うな。
すばらしい旅をイタカはくれた。
イタカがなければ出帆もできまい。
イタカがくれるものはそれで充分さ。

イタカが貧しい土地でも
イタカがきみをだましたことにならない。
きみは経験をうんと仕込んだじゃないか。
こんな叡智を得たじゃないか。
それを考えると
イタカの意味がいずれ分かる。
イタカという、島々の意味がな。

 

といった内容

 

私も50代半ばになって

まだまだやりたいことがたくさんあります

20代や30代のころよりもたくさん

 

なぜならその年齢の時は

トレーニング漬けで他に何も考えていなかったからです

 

私は健康と体力があれば人生は何とかなると思っています

 

年金問題や雇用問題など不安を抱えている方も多いかもしれませんが

健康や体力があれば働くことだってできますし

 

それにどんな状況でも何が幸せかは本人にしかわからない

 

大阪にいくとよく新世界に行きます

そこには浮浪者や日雇い労働者がたくさんいます

彼らを観察してみるととても楽しそうにみえます

 

朝から酒飲んで博打して笑ってます

地下鉄で見るサラリーマンよりも顔色もいい(笑)

とても自由な感じです

 

そこに行くと何が幸せなのか考えさせられます

なぜか安心する(笑)

私が落ちるとこまで落ちたとしても何とか生きていけるだろうという安心感

 

私もできるだけ楽しい日々を送りたいので

あらゆるものに興味を持ってその中でやりたいなと思ったら

まずはやってみることにしてます

 

これは私にとっての旅の始まりになります

いままでであったことのない感覚です

全然違う世界での会話が生まれ

出会いも新しくなります

 

いろんな経験をする機会に恵まれるわけです

筋肉も経験もお金では買えない(投資しないといけないこともありますけどね)

 

この先の人生長く続いたらいいなと思います

詩の中にあるように新しい経験がそこにあるからです

 

そのためにも筋トレで健康と体力を得ることは

非常に重要なんですよ

2022/02/04

「180歳まで生きることを目指す」(2019年12月)

「180歳まで生きることを目指す」(2019年12月)

シリコンバレーダイエット、バターコーヒーで有名な

デイブ・アスプリー

 

彼が180歳まで生きることを目指していると聞いてびっくりしました

 

米井嘉一医師の説明では細胞分裂により「寿命」は理論上120年と言われています。

「暦年齢」と「体年齢」との違いはあれど生理的には120あたりが限界だということです

 

http://www.nihoncity.com/journal/anti/journal_anti_011215.asp

 

なのに

デイブ・アスプリーは180歳まで生きることを目指すと

 

彼は肉体改造や生物的機能向上のために100万ドル(約1億円)以上

の投資をしてきたそうです

 

そしてビバリーヒルトンにUpgrade Labsというテクノロジー満載のジムを作り

「心身のパフォーマンスと回復力を高める」ためのテクノロジーを提供しています

 

https://www.beverlyhilton.com/explore/upgradelabs/

 

どんなものがあるかというと

 

Vesper」という低温高強度インターバルマシン(Cold HIIT

これは脚と腕に冷却パッドを巻きインターバルトレーニングを行い

脳の意識を利用して2週間ほどでテストステロン値(男性ホルモン)

を倍にするもの

 

「負荷調整エクササイズバイク」という40秒こぐだけで45分ジョギングした時と同じ量のグリコーゲン(筋肉や肝臓に蓄えられるエネルギーのもととなるもの)を消費するもの

 

RED Charger」という波長630nmLED880nmの赤外線LED

で横になるだけで回復を促進

研究では筋肉の回復促進と炎症軽減、ミトコンドリア機能増進という結果が出ている

 

ARX Fit」というコンピューター制御されたレッグプレスなどが置かれているらしい

 

最先端というかなんというか

 

私なんかがやってる筋トレは非常にアナログな感じがしてきますよね

 

これらのテクノロジーは夢や希望につながるかもしれないですが

誰もができるというわけにはいかないですから

 

メンバーとしての月の会費は

週に1回で600ドル(約65400円)

週に2回で1080ドル(約117720円)

週に3回で1440ドル(約156960円)

毎日使えるもので3500ドル(約381500円)

 

とさすがビバリーヒルトンといった料金です

 

しかしある意味では魅力的ですね

肉体改造の方法も進化してきている

 

誰もがカッコいい肉体を手に入れられる方法としてのテクノロジー

 

抗加齢医学では希望を持つことが老化を遅らせる重要な役割を果たしていると考えているそうです

「身体が変われば気持ちも変わる」

本当に長生きできてカッコいい身体でいられるならこのくらいの投資はしてみたいですね

2022/02/04

「長寿とコーヒー」(2019年12月)

「長寿とコーヒー」(2019年12月)

毎日コーヒーを飲んでます

最近はエアロプレスを使ってコーヒーを淹れています

 

朝のおいしいコーヒーは最高ですね

エアロプレスは2005年にフリスビーを作っているアウトドアブランド

「エアロビー」の社長アラン・アドラーが発明した抽出器具です

 

エスプレッソマシンほどは圧力をかけれませんがハンドプレスによって

濃度が濃いいコーヒーを作ることができます

 

毎日毎日飲んでいるコーヒーですが

2018年に世界6大医学雑誌「JAMA Internal Medicine

の学術誌で発表された結果によると

 

50万人の成人を対象にした10年間の追跡調査で

コーヒーを飲む人が飲まない人に比べ追跡期間中の死亡率が

10~15%低いということが示された

 

この結果だけで判断はできないにしても

朗報なのは確かですね

 

コーヒーに含まれる抗酸化物質が病気のリスクを減らしたり

コーヒーの糖尿病予防効果についても論文が出ていますが

いい面も悪い面も論文で出されているわけで100%体にいいとは

言い切れませんけどね

 

コーヒー好きの私からしたら

おいしく飲んで健康に人生を送るためには飲み方も考えないといけないですね

 

それにはコーヒー(特にカフェイン)

の作用については知っておいた方がよさそうです

 

急性作用

コーヒーを飲んだ後、数分から数時間(せいぜいでもその日のうち)に出てくる代表的な作用には以下のものが挙げられる。

  1. 中枢神経興奮作用(眠気覚まし・計算力記憶力の賦活化/不眠・不安)
  2. 骨格筋運動亢進作用(疲労感の回復/振せん、痙攣)
  3. 胃液分泌促進(消化促進/胃粘膜障害)
  4. 利尿作用
  5. 代謝促進
  6. 血圧上昇
  7. 血中コレステロール増加
  8. 大腸ぜん動運動の亢進(便通改善/下痢)

 

慢性作用

コーヒーを長期間摂取しつづけるとヒトはどうなるか、ということについて、

 

習慣性

コーヒーには軽度の精神依存性(カフェインによる)があり、飲用者は習慣的に常用する傾向がある。ただし必ずしも摂取量の増加は伴わない。これはアルコールやタバコ、あるいは麻薬などと異なり耐性を生じにくいためと考えられている。また長期飲用者が急にやめると頭痛(カフェイン禁断頭痛)を訴える場合がある(2〜5日程度継続する場合があるが特に問題なく治まる)。これらのことは通常は、特に問題ない程度の習慣性だと考えられている。

 

疾患リスクとの関係

コーヒーを常用している人としない人で特定疾患の発症リスクを検討した報告は数多い。しかし、その多くは未だ論争中であり、結論は出ていない。

発症リスク低下(ほぼ確証)

2型糖尿病・肝がん・パーキンソン病

 

リスク低下の報告あるが論争中

大腸がん・子宮体がん・口腔・咽頭がん・膵臓がん・アルツハイマー病・胆石・脳卒中・心血管系疾患・うつ

 

リスク上昇の報告あったが後に否定された

高脂血症・膵臓がん・心不全・十二指腸潰瘍

 

リスク上昇の報告あるが論争中

関節リウマチ・高血圧・骨粗鬆症・膀胱がん・肺がん

 

発症リスク上昇(ほぼ確証)

流産リスク(妊娠初期の大量飲用による:ただし2-3/日以内は問題ない)

 

上記は2011年に百珈苑に掲載された内容なのでご了承ください

 

メリットやデメリットは様々あるが

妊産婦や子ども、パニック症候群患者などカフェインに注意が必要な人以外であればさほど健康上に問題はないだろう

 

筋トレの40分前にブラックコーヒーを飲んで代謝を上げたり

快便への効果(腸内細菌叢のバランス改善)などなど

 

何よりおいしいものを飲んで頭がさえる爽快感

コーヒーとともに至福の時間を過ごす

 

WHOの「健康」の定義は

「健康とは単に病気あるいは虚弱でないというだけでなく、肉体的、精神的、社会的に完全に良好な状態を指す」とあります

 

それこそが人生の質を高めることにつながると思います

同じ長生きでも健康でないと面白くないですから

 

https://sites.google.com/site/coffeetambe/coffeescience/medicalscience/2011/coffeeandhealth

 

 

2022/02/04

「琉球料理伝承人から学ぶ」(2019年11月)

「琉球料理伝承人から学ぶ」(2019年11月)

味覚への興味から琉球料理伝承人第1期生の宮國由紀江さんの講演会に参加しました

宮國さんは薬膳の勉強をされていて

病院で栄養管理をしていた経験から
おじい、おばあの昔から伝わる食の話などに興味を持ち
栄養士としての知識と
琉球の伝統食について調べているそうです

その中で「御膳本草」という食の指導書と出会い
沖縄で言い伝えられている食のとり方についての裏付けが
その本の中に書かれていることと
栄養士として学んだ現代の栄養学とのつながりをわかりやすく説明されていました

「御膳本草」は
琉球王府侍医頭の渡嘉敷親雲上通寛(渡嘉敷ぺーちん)
が琉球王の命を受け清へ渡り(中国の北京)で医学、薬学、鍼灸などを学び
医学知識に基づいた琉球の食医学書で

食材の効能や
食べ物の組み合わせ
調理方法など
について書かれ今では翻訳されて世界でも注目されているそうです

講演では
食材の性質である「五性」
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つに分けられた性質で「温性」「熱性」「涼性」「寒性」「平性」
という身体が感じる温度で体を冷やしたり温めたりします

また「五味」という
「酸」すっぱい
「苦」にがい
「甘」あまい
「辛」からい
「鹹」しおからい
ものがありそれぞれに作用があるようです

「医食同源」の考え方から沖縄には「くすいむん」
という言葉があります

これは薬になるものという意味ですが
食べるものが薬となり、からだを作っている

毎日の食事が健康長寿につながるという意味を実感させられました

この講演の終わりに参加者からの質問で琉球料理を食べてダイエットするにはどのようにしたら良いですかとの内容がありました。

食材選びと少食健康法にトレーニングとカーディオの組み合わせで取り組むといいかもしれないですね。
ちなみに宮國先生もボディーフィットネス(フイギュア)コンテストに出場された経験があります。

どんな食事内容でも運動は欠かせないですね

 

2022/02/04

「長寿の食文化とは」(2019年11月)

「長寿の食文化とは」(2019年11月)

「アンチエイジングへの効果」

「健康寿命を延ばすこと」

 

それぞれに食が大きくかかわっていることは誰もが何かしらわかっていることでしょう

 

長寿県のイメージがある沖縄ですが今では平均寿命も大幅に下がり

特に男性は全国の平均よりも下回っている状態です

 

運動不足や飲酒、喫煙、ストレスなど

様々な原因があるかと思いますが

食文化が欧米化されてきているのも原因の一つでしょう

 

「琉球料理伝承人」第一期生で私たちグループのクライアントさんでもある宮國さん

彼女の紹介で

600回記念シンポジウム「次世代に残したい沖縄の食」に参加しました

 

健康長寿の沖縄で食されていた伝統食を現在に伝えていこうという

講演会です

 

各講師がいくつかの琉球料理を紹介し試食もありました

 

興味深かったのは「イリチ」とよばれる炒め物の話で

普通に売られているイリチはだいたいが「タシヤー」とよばれる

簡単に炒めた料理のことだそうで

勘違いしやすいそうです

 

昔は「ティアンダー」といって手間ひまをかけて作るという沖縄の方言で

おいしい料理ほど手間や時間をかけて心を込めて作るということなんです

 

現在は共働きなど忙しく時間がない人も多くなり

簡単に済ます料理が普通になりつつあります

ファーストフードで済ます場合も多い人たちもいるでしょう

 

講師の方々は昔の料理を未来に伝えていくために資料や研究に基づいて再現してきました

 

私が知りたかったのは再現された本来の味です

 

本来の味を知らなければ普段食べているものが昔から伝えられてきた味だと思ってしまいます

 

「クーブ(昆布)イリチ」もほんらいは昆布と豚肉を炒めて豚ダシでじっくり煮込んで

何度も煮込むことにより旨味が増します。

 

試食してみて全然違うことに気づきました

本当においしい

 

またもう一つ興味深かったのは

沖縄の野菜(ゴーヤー、サクナ、ハンダマ、カンダバー、ウンチェー、フーチバーなど)

の野菜の栄養価の高さです

これを知ると「土産土法」による食生活の重要性がわかります

 

「地産地消」ではなく「土産土法」

「地産地消」は地元で作られたものを地元で消費するという意味でその地域の風土や気候に合わせたものを食べること、そして輸送や環境にかかる負担も減らし

一番は新鮮な状態で食べれるのでおいしい

 

「土産土法」はその土地で作られたものをその土地の調理法で食べるということです

地産地消に加え郷土料理を食べることでその地域の食文化を伝えていくことにもつながるわけですね

 

どんどんそのことが薄れてきている現在

これはやはり伝えていかないといけないなとつくづく実感しました

 

「運動」「食」「心」

中身を知ってバランス良くが重要ですね

 

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