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2022/02/04

「琉球料理伝承人から学ぶ」(2019年11月)

「琉球料理伝承人から学ぶ」(2019年11月)

味覚への興味から琉球料理伝承人第1期生の宮國由紀江さんの講演会に参加しました

宮國さんは薬膳の勉強をされていて

病院で栄養管理をしていた経験から
おじい、おばあの昔から伝わる食の話などに興味を持ち
栄養士としての知識と
琉球の伝統食について調べているそうです

その中で「御膳本草」という食の指導書と出会い
沖縄で言い伝えられている食のとり方についての裏付けが
その本の中に書かれていることと
栄養士として学んだ現代の栄養学とのつながりをわかりやすく説明されていました

「御膳本草」は
琉球王府侍医頭の渡嘉敷親雲上通寛(渡嘉敷ぺーちん)
が琉球王の命を受け清へ渡り(中国の北京)で医学、薬学、鍼灸などを学び
医学知識に基づいた琉球の食医学書で

食材の効能や
食べ物の組み合わせ
調理方法など
について書かれ今では翻訳されて世界でも注目されているそうです

講演では
食材の性質である「五性」
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つに分けられた性質で「温性」「熱性」「涼性」「寒性」「平性」
という身体が感じる温度で体を冷やしたり温めたりします

また「五味」という
「酸」すっぱい
「苦」にがい
「甘」あまい
「辛」からい
「鹹」しおからい
ものがありそれぞれに作用があるようです

「医食同源」の考え方から沖縄には「くすいむん」
という言葉があります

これは薬になるものという意味ですが
食べるものが薬となり、からだを作っている

毎日の食事が健康長寿につながるという意味を実感させられました

この講演の終わりに参加者からの質問で琉球料理を食べてダイエットするにはどのようにしたら良いですかとの内容がありました。

食材選びと少食健康法にトレーニングとカーディオの組み合わせで取り組むといいかもしれないですね。
ちなみに宮國先生もボディーフィットネス(フイギュア)コンテストに出場された経験があります。

どんな食事内容でも運動は欠かせないですね

 

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