2022/02/10
立ったり座ったりするトレーニングと言えばおそらくスクワットをイメージすると思います
しかしここでは立つことや座っていること自体を
トレーニングとしてとらえることについて書きたいと思います
私は21歳からボディビルをはじめ魅力的な身体づくりを実践してきました
それは今でも同じようにトレーニングを通じて行っています
そして33歳から本格的にパワーリフティングを開始し
筋力や重いものを効率よく上げるためのテクニックや全身の筋力の底上げのためのトレーニングも実践してきました
それについても今でも追求しながらトレーニングしています
そして2021年55歳になってミリタリートレーニングとキャリステニクスという自重トレーニング、およびストリート系ワークアウトのジムを作り
今度は実用的なトレーニング
使える身体づくりそして社会に対してより役立つ身体づくりを目指します
そして次はどんなトレーニングを目指すか
私の中では今現在考えられる最終系トレーニング
心身一体化トレーニングです
今もその準備に入っています
それは動かないトレーニングです
はじめに書いた立つこと、そして座っているだけのトレーニングです
以前からメルマガに書いている通り
私は毎日朝起きてすぐ立禅を行っています
そして最近岡田式静座法というものに興味を持ちました
私は膝の半月板を損傷していますので
正座は厳しいですが立禅に共通していると感じている部分があるので
非常に興味深い
そして実際立禅でも考え方や感じ方などを取り入れてます
岡田式静座法は明治期に岡田虎二郎が考案し大正期に一世を風靡した心身修養法です
目的は姿勢の習慣を通して感覚を変容させ精神的な健康を図ることです
いわゆる正座で重心を落とし床に重さを加え、その反作用で
上昇力を生みだす
上昇と下降の循環運動が生まれるのです
そこの肚と呼ばれる臍下丹田に中心感覚や意識が生まれる
また呼吸や脈拍、鼓動のリズムも感じられ
身体全体が統合される
次元が変わると下半身と地面との境界が感じられなくなるそうです
また上半身は天との境界が感じられなくなる
その時の肉体は樹の幹となるそうです
大正期になぜ正座が一世を風靡することになったかというと
時代背景もあるようです
多くの人が孤独や恐怖、悲しみ、怒りなど感覚的、精神的に混乱を抱えてしまう時代では精神が統一、調和へと向かうと心身を浄化していきます
正座が与えていたのはこの感覚です
今の時代も何が起こるかわからない
コロナや震災、海外での政情不安、地球温暖化など
精神的に病んでくる人たちも多くなり自殺者も増えていきそうです
そんな時筋トレが心の持ち方次第で動の精神療法となり
立禅や正座が静の精神療法になると思います
また運動や正座、立禅などで重心を感じ、中心を感じ
身体を一体化させることで身体感覚が研ぎ澄まされ
自分自身の存在というものを強く感じることだと思います
これからますます便利になればなるほどいろんな意味で副作用が
出てくるでしょう
歩くことすら少なくなり、飛行機や電車、車など交通手段が
人間の重心感覚や身体感覚を鈍くして地に足がつかない状態や腰が定まらない状態につながると思います
そう感じるなら早めに手を打っておいた方が賢明ですね