2022/02/09
ミシガン大学のアート&デザイン学部の准教授アン・モンドロの話になります
彼女は2006年に「アイデンティティーの保持:ヘルスケア環境における創造性の役割」というコースを開発しました
これはどんなコースかというと病気の時に人間を精神的に援助する創造性や芸術の可能性を探求するためのコースです
UM老人医学センターと協力して学生と認知症の人を結び付け
アートを通じ楽しく有意義な活動を行うというものです
他にうつ病に関するメディカルコースなども行っています
運動は非常に重要な要素だとは思いますが、それ以外にガーデニング、散歩
音楽を聴いたり、芸術活動を行うことも非常に重要なのです
ミシガン州のアルツハイマー型認知症患者は24万人いてさらに増加傾向にあるといわれています(ミシガン州保健社会福祉省、2019年)
認知症の人たちと共に共通の興味を引く作品を作ることでアートを通じ
お互いが共感しあい、何か新しい学びや予期しない会話が生まれるのです
芸術が精神に与える影響は大きい
その試みを彼女が作品を通じて、プレゼンテーションを通じて行っているのです。
https://stamps.umich.edu/people/detail/anne_mondro
私たち中高年世代も安心している場合ではないと思います
「若年性アルツハイマー」あるいは「脳血管性認知症」という病気があります
40代50代でも発症する恐れもあるのです
罹患しやすいケースとして
〇アルコールの過剰摂取
〇高血圧
〇遺伝的要因
〇薬物乱用
〇生活習慣の乱れ
〇ストレス
特に酒やたばこは血管にダメージを与えるのでリスクは高くなります
トレーニングをしている方はいろいろと生活を改善しているので
病気になりにくいかと思います
そして筋肉はある意味アートです
魅力があるから誰もが理想の筋肉像を持っています
トレーナーとクライアントは理想を得るためにプラン&プログラムを作って
肉体改造の作業にとりかかります
これは共通の興味であり
トレーニングという有意義な時間を過ごすことになります
「理想の肉体」という作品を作るためには必然的に「規則正しい生活」
を取り入れることになり食事や睡眠などを整えていきます
そうすることで効率よく変化を導き出します
変化が伴えば喜びが増しストレスも減少します
全てが相乗効果となって肉体と精神をバランス良く向上させていきます
「筋肉はアート」なのですね
がむしゃらにトレーニングしてもいい作品はできないのです
そこには繊細な作業が伴います
信頼するトレーナーとともに
共通の興味を持ち達成していくこともいいことです
年齢がいくつになっても目標を持って行動することは必要ですね
病気になる前に手を打っておきたいものです